2016年02月12日

今回Laido Dittmarを呼ぶ価値があると考えた理由

最初のきっかけはLaidoから日本でワークショップをやりたいと連絡をもらったことでした。
Laidoの練習方法に対する姿勢、考え方が、ちょうど昨年開催した
Viktor Kee、Stefan Singのワークショップと組み合わせると
最高の学びになると考えたのがLaido招聘を決定した理由です。

Viktor Keeからプロのアーティストとして演技のつくり方、生き方、
Stefan Singから自分の動き、身体から生み出される新しいジャグリングの可能性、
そしてLaidoから全ての種類の表現を支える土台になる、
純粋なジャグリング技術をより早く上手になれる練習方法、考え方のワークショップ。
表現・独創性・技術。
この3つのうちどれか一つが欠けても成り立たない。
Viktor Kee、Stefan Singと続いたワークショップも、Laido Dittmarで完成します。

Laidoは生まれつき自然に上手になるジャグラーとそうでないジャグラーの
具体的な行動の違い、考え方の違いを見つけ出し、
どうすれば才能や年齢によらず上達できるかを6つの方法として理論を確立しました。
上の動画はLaidoがその理論をFast Juggling Successという本にまとめたもののプロモーション動画です。

動画を見るとLaidoの技術のすごさが際立ちますが、Laido自身ジャグリングを始めたのも遅く、
自分は「自然に上手になれるジャグラー」ではなかったといいます。
でもそこから徹底的な観察と研究、自己管理と練習で、
ジャグリングの世界記録を打ち立てるまでになります。
子供の頃から環境に恵まれ、上手になったジャグラーではないからこそ
Laidoの理論、練習方法の効果の説得力も増します。

Laidoの世界記録(Juggle Wikiより)
7リングバッククロス:7キャッチ 2014年(動画) Pavel Evsukevichとタイ
7リング2段階スピン 2015年(上記動画の1分56秒あたり) Anthony Gattoとタイ
10リングとリングバランス:10キャッチ 2014年(上記動画の2分53秒あたり) Pavel Evsukevich、Anthony Gattoとタイ
10リングとクラブバランス:10キャッチ 2015(動画、ネット上での様々な流れにより冗談、皮肉として「記録ではない」と書いてあります) Pavel Evsukevich、Anthony Gatto、Willy Colombaioniとタイ

Laidoが世界トップレベルの技術を誇るとはいえ、彼より技術が上手なジャグラーもいるのですが、
その技術をどうやって獲得するのか、具体的な上達方法を人に教えられるかは全く別の話です。
人よりも自然に上手になれる人たちはなぜ自分が上手になれるのか、
その方法を理論化していない、なぜなら彼らは「自然に練習してきただけ」だからです。

Laidoが世界中のトップジャグラーに練習の秘訣を聞いていた時も、
いつも返ってくる答えは「自分がやっていることを好きになって、一生懸命やることだよ」
というもの。
でもその先の、具体的な上達の秘訣を教えてくれるジャグラーはいませんでした。
最初は彼らがわざと教えてくれないのかと思っていたLaidoもついに気づきます。
「彼らは教えようとしてくれているけど、それ以上表現することができないんだ」と。
そこからLaidoは質問をやめ、代わりにトップジャグラー達の練習を徹底的に観察するようになります。

そして何年もの追究を経て、確立したのが「劇的にジャグリングが上手になる6つの方法」です。
東京でのワークショップが決まった昨年から、Laidoはワークショップのために
出版済みの本には載せられなかった新しい理論、出版後のジャグラー達の質問に答える
新しい章など、今回世界で初めて学ぶことができる方法も準備してくれました。

早くジャグリングが上手になれる。
そうすればもっと新しい技、難しい技に挑戦していける。
もっと難しい技ができれば、今までギリギリだった技も、ステージでの演技に入れていける。
余裕を持って技ができれば、ジャグリング以外の表現をする余裕も生まれる。

DOHCのジャグラー、Jay Gilligan、Wes Peden、Patrik Elmnert、Tony Pezzo、Emil Dahl、
独創的、クリエイティブなジャグラーの代表格と言える彼らも、そもそも圧倒的にジャグリングが上手い。
9ボール、9クラブフラッシュ、10リングなどができたから、その先の世界に進んでいけた。

純粋に技術を追求するジャグラーも、
クリエイティブなジャグラーも、
ジャグリングをやる以上、技術から目を背けることはできない。

よくあるワークショップに参加すると、新しい技のやり方、コンビネーションなど、
様々なアイデアを学ぶことができます。
でも大体はそこまで。
どんなに沢山有名なジャグラーのワークショップに参加しても、練習に戻ると元通り。
Laidoのゴールは、彼から学んだジャグラーが練習の仕方そのもの、目標設定の仕方、
上達のための考え方を変え、自分が一番上達できる習慣を身に付けてくれること


何より、ずっと行き詰ってストレスを溜める練習より、
日々進歩を実感できる練習ができたら楽しいじゃないですか。

長くなりましたが、以上が今回Laidoに日本に来てもらおうと決めた理由です。
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劇的にジャグリングが上手になる6つの方法ワークショップ
世界記録保持者Laido Dittmar東京WSの詳細はこちら


posted by まろ ジャグリング at 00:16| ワークショップ